『後は頼んだぞ。弟よ』という事で「ゴーカイジャー」第8話レビューです。
冒頭から速効でマジゴーカイオーの活躍とはとばしてんなぁ。
ザンギャック側がゴーカイジャーの目的を知らなかったのが意外。
でも、よくよく考えればそれまでお互いがお互いの行動を理解していなかった訳だから別に不思議な話でもないのか。
当初からの設定でジョーがザンギャックの裏切り者でアイムが亡国(亡星か)のお姫様というのは知っていましたが、ルカもまたザンギャックと浅からぬ因縁をもっていたというのとアカレッドが“赤き海賊団”としてザンギャック側から海賊という認識を受けていたのが意外。
『こいつはまぁいいだろう』『ですね』
ザンギャックからも軽く見られているハカセが不憫だ(笑
今回の敵・スニークブラザーズ。
立場上、行動隊長という訳でも無いのか。
ただ、ダマラスがワルズ・ギルに極秘でこいつらにゴーカイジャーの探りを入れさせたというのが深い意味がある様な気がします。
キレても扱いの悪いハカセがやっぱり不憫(笑
いちいち潜入するだけで大騒ぎなこいつらが楽しすぎる(笑
周りのゴーミンとだんだんとダレてきているのが尚よし。
見つかると思いきや全然そんな事無いというのもこういう潜入ものの定番ですな。
それにしてもノルマを黙々とこなすジョーがストイック。
他のメンバーのマイペースさにキレるハカセ。
でも、メンバー皆がマイペースっていうのもある意味、昔からの戦隊の伝統という気もしないではない。
消えたナビィ。
予告を観た時にこれ自体が今回の話の軸かと思ったんですけど、実際は全然違ってましたね。
話的にどうしても今回はスニークブラザーズの方に目が行ってしまう訳なんですけども、ハカセはハカセで今回はなかなかに不憫だった気がします。
ナビィにナビィの居場所を聞くルカ。
こういう話の定番のオチですな。
ナビィが家出ではなく、ただ女子高生に可愛がられていただけというオチが脱力感満載(笑
ゆかりさんの芝居も冴える冴える。
思わず突っ込んで潜入がバレるというのもお約束ですな。
そんなエルダーの話も聞かないジョー、ナイスバッティング。
流石、元ネタが県立岐阜商業なだけはある。
今回のゴーカイチェンジその1、ガオレンジャー。
次回が「ガオ」客演回だからか前回に引き続き今回も変身。
これは「宇宙船」でメインライターの荒川稔久さんの言うとおり、次回客演する戦隊の予告的な意味合いがあると同時にその戦隊を視聴者である子供たちに馴染ませる為でもあるのかと思ったり。
ゴーカイチェンジその2、デンジマン。
予告でデンジマンが映った時に『デンジマンといったらデンジパンチだろ。デンジパンチしないかなぁ。しないだろうなぁ』と思っていたので、ちゃんとデンジパンチをしてくれたのは嬉しかったです。
背景がデンジメカっぽかったりと演出自体は今風なデンジパンチになっていたのが印象的。
また、変身直後に面を整えるというオリジナルの演出も踏襲していたのが懐かしい。
兄でゴーカイジャーを攻撃する弟。
こいつら、実はそんなに仲良くないだろ(笑
続きましてのゴーカイチェンジその3、ゴーグルファイブ。
ゴーグルファイブの特徴は新体操アクションという事でリボン(これは基本、ピンクの個人武器だったっけ)を使った攻撃が逆に新鮮。
『ストップ・ザ・バトルだ』。
ゴーグルファイブに変身したからか、ゴーカイレッドが「ゴーグルファイブ」のEDのタイトルを言うのが良いですね。
唐突に出てきたゴーカイバット(だが、それが良い)でゴーカイオーがエルダーをお星様にするのが楽しい。
そのまま、予告ホームランのポーズをするのも遊んでるなぁ。
とどめはデカゴーカイオー。
ゲキレンジャーの大いなる力で倒すのかと思ったのでデカゴーカイオーで締めたのは驚きました。
今回のサブタイトル自体が早速「スパイ大作戦」のパロディになっているのが今回の話の方向性というのもよく表しているなぁと。
ある意味、今回の主役はスニークブラザーズの方だと思いましたね。
千葉繁さん、檜山修之さん(毎年東映特撮に出てるイメージがあったので、むしろ出ていない年があった事がある方が個人的には意外)の演技もあって1話限りのきゃらにするには惜しい面白いキャラになっていたなぁと思いました。
また、そんなスニークブラザーズのノリに呼応するかのように最近の戦隊では珍しいゴーカイバットという巨大ロボの一発芸的な新武器が登場するというのも印象的。
まぁ、ここら辺の露骨な野球ネタというのは如何にも荒川さん好きそうだなぁという感じではありますが(笑
そんな中、遂にザンギャックに自分達の目的が知られてしまったゴーカイジャーという話としてのターニングポイントであったとも思います。
今後はザンギャックも明確にゴーカイジャーの目的を阻止する為に現れたりしそう(今まではザンギャックの作戦をゴーカイジャーが阻止するという割とオーソドックスな展開の方が多かった様な印象も受けました)でそれはそれで面白い事になりそうだなぁと。
後、今回は無言でエルダーをバッティングしたりと要所要所でジョーが良い味を出していたなとも感じましたわ。
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